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株式会社イワミズ presents POWER HALL 2018〜イヤー・エンド・スペシャル〜大会情報

大谷晋二郎&吉江豊&杉浦貴&野村卓矢vsケンドー・カシン&佐藤耕平&中嶋勝彦&平田智也

クセ者揃いの中にブチ込まれた平田の試練
野村はカシンや中嶋に冷たい殺気を向けろ


ベテランからキャリア1年の若手までと、こちらも第1試合とは違った意味で幅広いカラーの8人が集うカード。プロレス界一熱い男の大谷、150kgの肉体が凶器そのものの吉江、今年はGHCヘビー級王者としてプロレスリング・ノアをけん引してきた杉浦に、大日本のストロングBJの中で若手ながら冷たい殺気を放つ野村が加わる。

一方のチームは誰と組んでも協調性なく好き勝手に暴れるカシンと破壊屋・耕平、今やノアの怪奇派と一部で目されるほど不気味でつかみどころのないカラーに変貌した中嶋と、一癖も二癖もある3人の中にプロレスリングFREEDOMSの若手・平田が放り込まれた形に。ただでさえ耕平と中嶋はこの秋におこなわれたノアの「グローバル・リーグ戦」で同ブロックとなり1位を争ったばかり(公式戦では耕平の勝利。最終的に拳王を含めた3人が同点となり3WAY戦の結果、中嶋が拳王に勝って優勝戦へ進出)。この2人の関係が微妙なところへ輪をかけるかのように、敵味方なく動くのが習性であるカシンがいる。

タッグマッチでパートナーを裏切るなど日常茶飯事。しかも気の向くままにそれをやるので、この男の行動は誰にも読めない。カシンがカシンらしさを出せば出すほど、中嶋は不気味にニヤつきつつ、まったくそれに合わせようとしない情景が目に浮かぶ。

そうしたカオスな状況で闘わなければならないのだから、平田の負担が重くなりそう。昨年11月にデビューした時点で新人とは思えぬガッチリした肉体を誇りながら、デスマッチがやりたくてFREEDOMSに入門してきた男だけに、すでにそっち方面の修羅場は経験し肝は据わっているが…。

不安材料の多いカシン組に対し、大谷組はスムーズにチームワークがとれそう。中でも杉浦とカシン久々の再会は興味深い。かつて2人でGHCタッグ王座に挑戦しただけでなく、銭湯での合同練習や一緒に観覧車へ乗った間柄にある2人が対戦する側にまわる。

そして耕平、中嶋に劣らぬ強烈なキックを武器とする野村がその2人とぶつかれば、激しい火花が飛ぶのは必至。先輩を先輩と思わぬような非情なる攻撃を信条とする男が、カシンや中嶋のようなクセ者にも同じ姿勢でいったら面白くなるが、同世代にあたる野村をもっとも意識するのは平田と予想される。ゴツい体でキックを受けまくり、突進するところを見せれば若い2人の闘いがキャリア組の存在感を上回る可能性も出てくるだろう。

それ以外にもかつてヤングライオン時代に同じ釜の飯を食った大谷とカシンの激突、ノアにおける世代闘争をそのままブチ込んだ杉浦と中嶋のゴツゴツとした攻防、すべてを問答無用に飲み込んでしまう吉江の肉厚と、いくつものポイントが内包されている8人タッグ戦。こうした試合が見られるのも、団体の枠を超えたPOWER HALLのような興行の妙と言える。

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